1994年1月4日、私は交通事故により”頸髄損傷” という生まれて初めて聞く病名を告げられました。 一瞬にして手足の自由を奪われ、自分で息をすることもできなくなり、受傷後1ヶ月近く呼吸器を着けていました。だけど、おしゃべりな私の為に神様がプレゼントしてくれたのでしょう、 “呼吸器を外すこと”を。それからピクリとも動かなかった手足のリハビリ、手術等を繰り返し3年半の入院生活を終え、多くの人達に支えられながら家での生活も一年が過ぎました。 リハビリの為に始めた絵も初めは辛かったけど今では自由の効かないイライラを一筆毎に解きほぐしてくれるひとときとなりました。 元々多趣味であった私に、障害を持ったお陰でまた1つ”絵”という新しい仲間が増えました。
身体が不自由になり、落胆し泣いてばかりでは 悲し過ぎます。
|
心は元気に残っているのに・・・。
|
人間はとっても器用な生き物で、身体が不自由になっても 残っている機能がそれを上手に補ってくれるんですね。
”使えば使うところが強くなる”友が励ましたくれた一言を、自分に負けそうになったとき、いつも思い出すのです。
”生きなさい”と使命を与えられたのだから、同じ生きる のなら明るく楽しくいつまでも夢を追い続けながら生きたい。
身体は不自由になっても、私は私なのだから・・・。
------「1998年8月」----- |
|
1959年1月11日生。広島瀬戸内海育ち。
1977年九州女子大音楽科入学、中退。
1978年ヤマハへ音楽講師となる。
1980年2月11日結婚。夫と2娘の4人家族。
1990年 結婚10年を機に、ジョギング開始。
1993年12月、岡山山陽女子ロードハーフで待望の大阪国際女子マラソン出場記録を取得。そしてエントリー。
1994年1月4日、交通事故で"頸髄損傷"となる。
1997年6月、3年半の入院を経て退院。リハビリを兼ね、絵を描き始める。
2000年 4月広島中央郵便局にて、原画展。
2001年10月、広島市内の画廊HAPにて 原画展開催。
2003年12月10日(水)夜8:00〜NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」“不屈のランナー”に出演。
2004年 6月〜8月安佐市民病院にて、原画展。
2007年 11月〜12月可部(可笑屋)にて、原画展。
|
久留井真理
MARI_KURUI
& Familiy |
|
|